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絶望の中の挑戦

人のよろこびは自分のよろこびとなる

福永法源 著
平成27年(2015年)初版上梓

【概要】

23歳で弱電メーカーを興し、30歳で自社ビルを持つなど青年実業家としてマスコミの話題となるが、34歳のとき手形詐欺にあい会社は倒産、全財産を失った著者。失意の果てに「天声」を聞き、人類救済の事行じぎょう家として歩み出し、超宗「法の華三法行」を主宰し幾多の悩める人々を救済するも、54歳のとき、団体・法の華三法行が宗教の名を借りて金品を搾取したとされ、その責任者として逮捕される。
一貫して無罪を主張するも、天声の存在を認められず有罪が確定、拘置所に3年間、刑務所に12年間の計15年間収監された。

獄中でも変わることなく宇宙大自然の真理を説く天声を受け続け、2014年の釈放をもってふたたび人類救済事行じぎょうのスタートに立った著者が、監獄暮らしというもっとも過酷で極限の境遇を経てたどりついた境地とは、どのようなものだったのか。

人の心の奥底の、悩み、苦しみ、悲しみが、あるいはどん底のつらさ、切なさ、やるせなさにまみれている人の哀れさが、誰よりも解る人間でありたい。そして、苦しみのない毎日、生きることによろこびを感じられる毎日、生きがいをもてる毎日、明日に夢をつなぐことのできる毎日、貧しくても心ゆたかに生きられる毎日、人間どうしがお互いに思いやりをもてる毎日、争いのない平和な毎日……、人々がそんな暮らしができるようになることを願いつつ、本書は著された。

本書は、同タイトル(福永法源著)の初版をほぼ忠実に再現したものであり、本書における記述内容は、すべて初版発行時(2015年当時)のものです。