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第5章

人間の絆こそ心のエネルギー

──美しき情の世界──

師への尊敬と愛情

私たちの時代は「師」というのは、おかすべからざる神聖な存在でした。また、師に対しては恩愛の情を感じていました。セン公などと呼ぶのは、もってのほかでした。

はるかな過去には、教師と生徒のつながりがたしかに存在していたのです。教師も労働組合のような政治活動はせずに、教師というのは「聖職」という考えがありました。教師は栄達(えいたつ)を求める仕事ではなく、子弟を教育することにわが身を捧げるという考え方で教師の道を選んだという人が多かったのです。

先生を思う生徒の心、生徒の行く末を案じる教師の情、この心が失われていくことを悲しまずにはいられないのです。

《 目次 》
◆第1章 悔恨と懺悔の日々
 ──天が与えた私への試練──
◆第2章 絶望からの再起
 ──自らの役割を果たすために──
◆第3章 それでも「天の声」は聞こえた
 ──反省のなかの裁判レポート──
◆第4章 人がよろこぶ行為は自分のよろこびとなる
 ──他人の痛みは自分の痛み──
◆第5章 人間の絆こそ心のエネルギー
 ──美しき情の世界──
◆第6章 使命感をもって生きる!
 ──私の考える人類救済──