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あとがき

貴重なお時間を割いて拙著をお読みいただいたことを、心から感謝いたします。厚く御礼を申しあげます。

本書で繰り返し述べましたように、私は悩み苦しんでいる人々の救済を生涯の使命として残る余生を生きぬいていく所存です。その出発点を自分でしっかりと確認するために、拙著の刊行に踏みきりました。

苦しみのない毎日、生きることによろこびを感じられる毎日、生きがいをもてる毎日、明日に夢をつなぐことのできる毎日、貧しくても心ゆたかに生きられる毎日、人間どうしがお互いに思いやりをもてる毎日、争いのない平和な毎日……、そんな暮らしができるようになることを願いつつ、本書を著しました。

私は、多くの同志を置き去りにして長い間、獄につながれていました。刑務所を出てからも、どのように生きたらいいのか、これまで、生きる道筋をしっかりと見定めたいと思って瞑想と思索の日々を過ごしてまいりました。この間の私の心の揺らぎについては、本書に述べてあるとおりです。

私の余命は、すべて天におまかせです。私の生命の灯が燃えつきるまで、私は一人でも多くの迷える人たちとともに、真実の道を求めて歩むつもりです。その決意の一端でも本書の中からお汲み取りいただけましたら、このうえないよろこびです。

 

平成27年4月5日
著者 福永法源

《 目次 》
◆第1章 悔恨と懺悔の日々
 ──天が与えた私への試練──
◆第2章 絶望からの再起
 ──自らの役割を果たすために──
◆第3章 それでも「天の声」は聞こえた
 ──反省のなかの裁判レポート──
◆第4章 人がよろこぶ行為は自分のよろこびとなる
 ──他人の痛みは自分の痛み──
◆第5章 人間の絆こそ心のエネルギー
 ──美しき情の世界──
◆第6章 使命感をもって生きる!
 ──私の考える人類救済──