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第5章

人間の絆こそ心のエネルギー

──美しき情の世界──

同僚と上司に対する親愛

この章の最後に「同僚と上司」をもってきたのは、一番長く結ばれている絆は職場の仲間だからです。職場の仲間といえば同僚と上司です。友人でもなければ肉親でもありません。

人生の大半をともに過ごすといえば夫婦の場合が多いのですが、その夫婦以上に毎日顔を合わせて、生涯の大半を過ごすのが会社の同僚です。入社してから定年までの約三十数年を、毎日のように顔を合わせて過ごします。

ふり返ってみますと、会社の仲間と共有した時間の長さに、遠い月日をともに歩んだという感慨をおぼえるに違いありません。

仕事を天職と考え、いつも仕事に関して技術を向上させようという熱意をもち、自分を取り巻く人に対しては、かぎりない優しさを失わず、人を裏切ったりしないという誠実さで仲間に対し、いついかなるときにも、人間に対しては親愛の情を胸に秘めている人こそ、同僚にも上司にも愛され、そして部下には慕われる人ということになります。

いつの場合も絆が大切であるということを考えて、他人に対する優しさを失わずに生きていくようにしたいものです。

《 目次 》
◆第1章 悔恨と懺悔の日々
 ──天が与えた私への試練──
◆第2章 絶望からの再起
 ──自らの役割を果たすために──
◆第3章 それでも「天の声」は聞こえた
 ──反省のなかの裁判レポート──
◆第4章 人がよろこぶ行為は自分のよろこびとなる
 ──他人の痛みは自分の痛み──
◆第5章 人間の絆こそ心のエネルギー
 ──美しき情の世界──
◆第6章 使命感をもって生きる!
 ──私の考える人類救済──