法源 大バカ人生
福永法源 著
平成8年(1996年)初版上梓
【概要】
天から人類救済の命を受けて以来、常識では推し測ることのできない天声は尽きることなく示された。
天声を聞く身である「法源」としての自分と、生身の自分との葛藤──。
法源の使命は、聖人ぶることでもなければ、耳当たりの良い言葉で人々にご機嫌をとることでもなかった。世間から誤解され、人里離れ身を隠すこともかなわず、「なぜ、こんな大変な人生を歩まなくてはいけないのか」との想いを抱えながらも、天の命ずるままに人類救済活動を推し進めた。
そして、しだいにその輪は広がっていった──。
人知れず根深い悩みを抱え続けた著者の幼少期、成長とともに決して失われることのなかった確固たる信義と、親への愛。この世に生を受けてから天声を聞くまで著者が歩んだ波乱にみちた道のりがありありと描かれた本作は、人間ならばだれもが持ちうる痛み、悲しみ、あがきと絶望、まさに今そうした想いのさなかにある人々に、それを克服し、世間に振りまわされず人生を堂々と生き抜いていく智恵をもたらしてくれるだろう。
本書は、同タイトル(福永法源著)の初版をほぼ忠実に再現したものであり、本書における記述内容は、すべて初版発行時(1996年当時)のものです。
《 目次 》